先日、Netflixで話題の「地面師たち」を観ました。
土地売買の詐欺師を地面師というらしく、
その地面師グループを題材としたドラマです。
おもしろすぎて、2回連続一気見しました。
地面師たちはリーダーをはじめ、
・交渉役
・情報屋
・法律家
などそれぞれの専門性を持って、チームで相手を騙していきます。
その過程がものすごく緻密で冷静で、しっかりとした手順を踏まえて進んでいきます。
確か、結構前に流行った「オーシャンズ11」もそのような話でしたね。
ここでチームワークとは何かを考えさせられました。
チームワークとはメンバーの仲の良さ…ではなさそうです。
ネットで調べてみると、グループとチームの違いは、
「同一の目標があるかどうか」らしいです。
確かに、グループは集まってはいますが、何かを目指してやっている感じはないですよね。
でもチームは、何かのために集まっていますよね。
数年前に、福岡県理学療法学会のシンポジストに呼んでいただきました。
ぼくの担当は組織学習です。
一応、学会なので、学術的な視点を入れて欲しいと開催側からの要望があり、
MBA時代の本を読みなおしました。
すると、【組織が成立する要素】は3つあるそうです。
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1.目標がある
2.みんなで一緒にやろうという意欲
3.コミュニケーション
==
この3つの要素が上手くいけばいくほど、組織のチームワークが高まり、
その結果、組織のベネフィットも高まっていきます。
地面師たちのメンバーもまさに、この3つの要素を含むチームでした。
でも、地面地たちと通常のチームと違うのは、「仲が悪い」こと。
基本、全員詐欺師なのでお互いのスキルは信頼しつつも、人間としては全く信頼していない。
むしろ、常に疑心暗鬼で罵倒し合っています。
ぼくは、チームで何かをやろうするときは
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最初にチームワークを高めて
↓
何をする
==
ではなく、
==
目標に向かって
↓
みんなで一緒にやろうという意欲をもち
コミュニケーションを取ることで
↓
徐々にチームワークが高まってくる
==
ものだと思います。
また、仕事としてやる以上は、人間的な「仲の良さ」も気にする必要はないし、
そこに軸を置くと、人間的な好き嫌いで仕事をするようになりますからね。
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まとめましょう。
まず、グループとチームの違いは同一の目標があるかどうか。
チームはただの人の集まりではないということですね。
次に、組織が成立する要素は3つ。
1.目標がある
2.みんなで一緒にやろうという意欲
3.コミュニケーション
この3つが有機的に機能すればチームワークは高まるということ。
ここまでの点では、地面師たちのような詐欺グループも、成果をあげているという点では
チームワークがよいと判断できます。
ただし、そんなグループですから、いくらチームワークがよいとはいえ、
仲はいいわけではありません。
ここで考えたいのが、チームワークの必須要件として「仲の良さ」というものが
あげられがちだということ。
そこに軸を置きすぎると、人の好き嫌いと仕事を混同し、
求める同一の目標に対してのチームワークはかえって悪くなります。
最後に、前後しますが、チームワークは
「結果的に高まるもの」です。
成果の力点をチームワークに置きすぎると、順序を間違えたり
仕事に関係ない人の好き嫌いを持ち出したりします。
このあたり、チェックしてみてくださいね。









