働き方を多様化する必要はない

先日、出版社の社長さんと新刊についての打ち合わせをしていました。

ぼくのコンテンツは、大きく2つで、

一つは「通所事業に関するノウハウ」、

もう一つは、「リーダーシップ」です。

今回の新刊は、医療・介護向けの本ではなく、

一般向けのビジネス書なので、「リーダーシップ」について書こうと思いますが、

出版社の社長からは打ち合わせに先立ち、「こんなメール」をいただきました。

==

以前よりも働き方は多様化していると言われていますが、

三好さんはどう思いますか?

==

働き方の多様化とは、

自分の好きな時間に働けたり、得意なことを仕事にできたり等、

働く時間や仕事内容における選択の自由度が高まることと思います。

でも、それができているのはほんの一握りの人しかいません。

だって、法律は1日8時間で、週40時間労働だからです。

日本人のほぼ全員がその基準で働いています。

自分の好きな時間に働けたり、得意なことを仕事にできたりする。

そのためには、前提として勤務時間が短くなることが必要です。

でも、労働時間は法律で明確に規定されている。

そして、ほぼみんながそのシステムに乗っかっている。

さらに、医療・介護業界は「人員基準」が決まっているので、

スタッフが大幅に増えたり、減ったりすることもありません。

その点でも、職場環境やそれに付随する働き方も

固定化されやすいのが現状だと言えます。

ですので、ぼくは率直に多様化はしていないと思う旨をお伝えしたわけですね。

医療・介護業界では、そもそも働き方を多様化する必要はないのではないか。

ぼくはそう思っています。

繰り返しますが、

働く時間や人員基準の面でそれは法律的にできませんし、

時間や仕事内容の自由度を求め、フリーランスとして独立するのも大変なことです。

ここで大事なのは、「多様化の捉え方」です。

多様化という言葉は耳障りがよい言葉です。

なんとなく意味がわかる言葉です。

つまり、

==

あまり考えることなく、多様化自体が目的化することが多い

==

ということ。

多様化は、目的ではありません

多様化は、あくまでも手段です

働くといっても、

まずはあなたが経営する事業所が、

あなたがお勤めの事業所が

存続、発展することが前提です。

その上で起こる時間的不具合、労働環境の不具合を解消すべく、

その一つの手段として多様化があるわけです。

だとすれば、無理して多様化するよりも、本業に集中すること。

その方がうまくいきます。

今の職場でしっかりと成果を上げていく。

多様化を目的化しないことです。

ぼくはいつも言っていますが、通所事業には勝ちパターンがあります

そのパターンを徹底的にやっていけば必ず成果は出ます。

成果が出せれば、

必ず、次のステップがやってきます。

また、そこでも成果を出せば、

さらに次のステップにつながります。

ぼくは、今までそうやってどんどん上のステージに上がっていく人をみてきました。

まず、通所事業で成果を出しましょう。

利用者を一人でも増やす。加算を一つでも多く算定する。

この愚直な努力が成果を出していくのです。