先日、2泊3日で、東京に出張に行ってきました。
研修講師の仕事でしたが、その前後で「意識的に」いろんな人に会ってきました。
ぼくは、社交辞令を社交辞令ととらえないので、コロナ禍でも
「コロナが明けたら、飲みにいきましょう」
といった人たちを全員覚えています(笑)
そんな性格なので、もしかしたら断れられるかも…と思いながらも声かけてみたんです。
すると、最初のメールでは、「あっ!?ホントですか?」と、
少し戸惑われたようでしたが、実際にお会いするとみんな喜んでくれました。
普段、生活をしていると人間関係ってほぼ固まってきます。
基本的にほとんどの人が、家族と生活し、職場の同僚と働いています。
特に医療・介護業界では、確かに患者さんや利用者さんは毎日変わりますが、スタッフは同じです。
なので、毎日会う人が同じになってきます。
これって、めちゃくちゃ「楽」なんですよね。
一緒に働く人がどんな人かわかっていれば、そんなに気を使わなくても良かったりしますし、
上司が嫌がったり怒ったりするポイントが分かっていれば、わざわざ地雷を踏むこともないでしょう。
また、逆に経営者や上司も部下の性格や得意・不得意が分かっていれば、
指示の出し方を変えることができます。
これもものすごく「楽」です。
でも、この毎日同じ人と会うことには、デメリットもあります。
それは、【思考が固まること】です。
当然ですが、同じ職場で働くには、できるだけみんな衝突をさけて、
仲良く働こうとするわけです。
特に日本人はこの傾向が強いです。
特に新しく入った新入職員は、
「早く仕事を覚えて戦力になりたい」と思うのと同時に
「みんなに受け入れてもらいたい」と思うわけです。
そうなると、仕事を覚えながら、徐々にその職場の
・風土
・文化
・思考
みたいなものに合わせていきます。
これを「組織社会化」といいます。
みんなが同じ思考を持って、同じ方向性を向くことは、とても良いことです。
でも、逆に、
「他のものが見えなくなる」
「他の考えを受け入れなくなる」
というようなデメリットが存在します。特に人数の少ない職場では顕著です。
だから、
自分の視野が狭くならないように、思考が固まらないように、
せめてプライベートでは、いろんな人に会うようにしています。
言っておきますが、ぼくは全然社交的な性格ではありません。
こっちから誘っておいて、その日になったら
「なんか、ちょっとめんどくさいな」とも思います。
でも、会えば100%
「楽しかった」
「良かった」
と思うわけです。
これからも、いろんな人に会っていきます。
コンサルタントして、
そして経営者として、
いろんなものが見えたり、考えができたりすることはとても重要だと思っています。









