通所リハビリはここ数年、事業所数が減少していきています。
おそらく、コロナの影響も大きかったと思いますし、何より近隣の通所介護との競合もあり、
集客が厳しくなってきているのだと思います。
ぼくは今までの経験から、
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稼働率が高い通所と
稼働率が低い通所の違い
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を分析しています。
通所での稼働率の合格点は、「稼働率80%以上」です。
定員30人なら24人、定員40人なら32人が毎日くれば、稼働率80%です。
しかし、多くの通所はだいたい、
稼働率60%~70%でストップしています。
では、稼働率が
・【80%以上の高稼働率】の通所
・【60~70%のあと一息】の通所
この違いは何でしょう。
それは、
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細かいことができているかどうか
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なんですね。
稼働率が60%を超えてくると、徐々に現場がバタバタしてきます。
すると、リハビリ職は、「効率的」に業務を回そうとします。
これ自体は、決して悪いことではありません。むしろ良いことですね。
しかし、この「効率化」のなかで、
細かいことをやめてしまいがちなんです。
それは、【利用者との会話】です。
・今日の体調はどう?
・そう言えばこの前、こんな話をしていたけど、その後は?
・お孫さんと会ってどうでしたか?
などなど、利用者の増加とともに、徐々にそんな会話が無くなっていきます。
利用者の多くは、通所以外、外出していない方も多くおられます。
なので、家族以外の人と話す機会が「通所だけ」の方もいます。
よって、通所でのスタッフとの会話を楽しみにしている利用者は本当に多くいます。
以前、ぼくがコンサルしているリハビリ特化型通所介護で、
どうも稼働率が80%を超えない事業所があったのです。
何度か超えそうになったのですが、近づいてくると、徐々に稼働率が下がります。
その原因は欠席でした。
利用者が増加すると、欠席者も増える。これを繰り返していました。
その事業所は、スタッフに真面目な方が多く、
「時間内にプログラムを全部終わらせる」ことに必死になっていたのです。
でも、利用者のニーズは「スタッフと話がしたい」と微妙にずれていました。
そこで、サービス提供時間終了前30分を「お話タイム」として、
スタッフが一人、利用者のなかに入っていき、「ただ話をする担当」を作りました。
話をする担当者は、その30分の間、ほぼ全員の利用者に声をかけていきます。
それを3か月間取り組んだ結果、稼働率が80%を超えました。
これは非常に細かい話ですが、ここまで徹底した通所は稼働率が高いです。
非常に細かいことをスタッフみんなで取り組めるかどうかで、
稼働率が決まります。
まず、業務を徹底的に見直して、極限まで効率化していきましょう。
そして、その空いた時間を利用者の時間に当てましょう。










